トイレのリフォーム

人が生活する場には絶対に欠かせないのがトイレ。
小さな空間ながら、機器の交換に始まり、スペースの取り方や将来を見越した使い勝手、仕上げ材選び、収納など、リフォームで考えるべきことは少なくありません。

最新のトイレ機器の特徴

皆さんのイメージでは、暖房便座やシャワートイレは一般的かと思いますが、現在では更に新しい機能が付いたトイレ機器が次々に開発されています。
シャワートイレ、洗浄などを壁リモコンで行ったり、脱臭機能の付いたトイレ、センサーで自動開閉するフタや便座、利用者が便器を離れると自動洗浄されるもの、そして主流となってきた洗浄タンクがなくすっきりしたデザインのタンクレス便器もでてきました。
タンクレストイレの特徴は、便器のボウル面には陶器の表面にナノレベルに表面をツルツルに加工した『セフィオンテクト』が使用されており、汚れがつきにくく、落ちやすい素材になっております。
また、便座と洗浄ノズル、ノズルケースには、防汚効果の高いクリーン樹脂を採用しています。
中には、トイレの1日の使用時間を学習する機能がついており、よく使用する時間の1時間前からニオイ成分を除菌水フィルターに捕集する機能が作動し、嫌な匂いを防ぎます。捕集したニオイ成分は1日に1回、使用頻度が少ない時間帯にキレイ除菌水で洗浄・除菌します。

バリアフリーのリフォーム

このリフォームでの1番の変化は、家庭内での事故のリスクを減らせることです。
お年寄りなどが、万が一のトイレ内でつまづきや転倒などによるけがの防止、または室温が適温に保てるようになり、体の負担を減らすことができることです。
間取り上、難しい場合もありますが、出入口は、開け閉めと体の移動に無理のない引戸が適しています。
手摺は便座から立ち上がったり、体の向きを変える時の助けになる位置に設けます。
最低限、手すりの設置個所として、ドアの開閉時に体を支える手すりと、便座の立ち座り、座った姿勢を安定させる為の手すりとの2つがあると安心です。